これだけ何度も読んで試験に合格しました。参考にしてください。
1.地理歴史科の授業の在り方を、あなたの経験と無着成恭氏、上原専録氏の論との比較考察を踏まえて説明しなさい。
成立当初の「社会科」は、青少年の現実生活の問題を中心として、青少年の社会的経験を広め、深めようとするものであった。この立場は学習方法において顕著であり、生徒の経験を中心として学習内容を数個の大きい問題にまとめて学習をすすめる方法をとっていた。中学校初期社会科実践の記録として参考となるのが無着成恭編『山びこ学校ー山形県山元中学校生徒の生活記録ー』である。山県師範を卒業したばかりの教師無着成恭と同年4月中学に入った生徒たちによる教育実践がまとめられている。その中で、「勉強とは、ハテ?と考えることであって、おぼえることではない。そして、正しいことは正しいといい、ごまかしをごまかしであるという目と、耳と、いや、身体全体をつくることである。そして、実行できる、つよいたましいを作ることである。」と壇の上でさけんでいる。
大人も子どもも一体となっている生活現実のなかで学習が成り立っている。そして、子どもたちにとって、学びは結果ではなく、これからのまさに出発点であり、社会への旅立ちである。社会...