ハラスメント研修

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    資料紹介

    ハラスメント研修を社内で実施する際に叩き台として頂けるパワーポイントの資料です。
    セクハラはかなり周知されてきたので、パワハラに重点をおいています。
    次の構成にしています。
    1.ハラスメントのリスク
     判例紹介
    2.セクシャルハラスメントとは
     セクハラの定義
    3.パワーハラスメントとは
     パワハラの定義
    4.防止するにはどうすればいいのか
     理論説明の前に、ワークとロールプレイを入れるバージョンです。
    5.ハラスメントが起こったら
     被害者がどういった行動を取るべきかをまとめています。
    6.ハラスメントの相談を受けたら
     担当や上司の対応について注意点をまとめています。
    7.まとめ

    資料の原本内容

    ハラスメント研修
    2012年○月○日
    ○○○○
    目次
    1.ハラスメントのリスク
    2.セクシャルハラスメントとは
    3.パワーハラスメントとは
    4.防止するにはどうすればいいのか
    5.ハラスメントが起こったら
    6.ハラスメントの相談を受けたら
    7.まとめ
    1.ハラスメントのリスク
    静岡老木所長日研化学事件 労災認定
    前田道路事件 賠償金21百万円
    川崎水道局いじめ自殺事件 賠償金23百万円
    誠昇会北本共済病院事件 賠償金 本人10百万円、会社5百万円
    京都日銀事件 賠償金 6百万円 
    ハラスメントによって、組織が大きな被害を被る可能性があることを理解してもらうためのシートです。
    それぞれの事件についてリンクを貼り付けましたので、ご参考にしてください。
    静岡老木所長日研化学事件
    http://www.sakai.zaq.ne.jp/karoshiren/16-a187.htm
    前田道路事件 http://www.sakai.zaq.ne.jp/karoshiren/16-b86.htm
    川崎水道局いじめ自殺事件 http://www.sakai.zaq.ne.jp/karoshiren/16-b39.htm
    誠昇会北本共済病院事件
    http://homepage3.nifty.com/hamachan/kitamoto.html
    京都日銀事件 http://www.pref.osaka.jp/sogorodo/sekusyuaru-index/hanrei.html#nitigin
    2.セクシャルハラスメントとは
    <定義>
    相手に不利益や不快感を与える性的な言葉や態度、職場環境のことをセクハラと言います
    都道府県労働局雇用均等室への相談件数(平成22年)
    3.パワーハラスメントとは
    <ガイドラインの定義>
    社員間のさまざまな力関係を背景になされる 不適切な言動によって、相手方に身体的・精神的な苦痛や不利益を与え、あるいはその人格の尊厳を損なうこと
    (1)ハラスメントは一定の人間関係、特に優位な立場や権限のある者と逆らえない立場にある者との間において起きがちです。
    (2)不適切な言動とは、集団内における本来の役割を逸脱し、相手方の人格を否定するような言動を言います。
    (3)さまざまな力関係はハラスメントを隠蔽することにつながる可能性があります。
    (4)職場での対話や関係性の欠如はハラスメントを隠蔽しがちです。
    パワハラはまだ馴染みがない言葉でもあるので、定義をしっかり説明する。
    基本は力関係。
    3.パワーハラスメントとは
    <その他の定義>
    地位を利用した嫌がらせ
    職場等において権力関係を背景に力のある者が 本来の業務の範囲を超えた権力を行使し、 相手の人格や尊厳を侵害する言動を (継続的に)行い、就業者の働く環境を悪化させ、 あるいは雇用不安を与えること
    ワーク(グループで話し合ってみてください)
    本来の業務の範囲を超えた権力とは? 指導? いじめ? 
    相手の人格や尊厳を侵害する言動とは?
    セクハラ、パワハラについて、小グループで話合い、理解を深めます。
    4~5人くらいが適当ですが、2~3人でも良いかも知れません。
    ワークを始める前に発表してもらうことを伝えておくと後がスムースになります。
    1つのテーマに対して5分くらいで十分です。
    ワークのシェア
    各グループで話し合った内容を全体で共有します。
    グループごとに代表を決め、全体に報告してください。
    ロールプレイ1(実際の場面を想定して演じてみてください)
    無視するケース Aさん(Bさんに)「おはようございます!」 Bさん(下を向き、目を合わせない) Cさん(Bさんに)「おはよう!」 Bさん(Cさんを向き)「おはようございます!」
    参加者から3人選んで前に出てもらってスタートします。
    演技をすることを照れる方もいると思われるので、配慮が必要。
    前に出なかった受講者にも『無視されたAさん』『無視されなかったBさん』それぞれの気持ち感じてもらえるように進めてください。
    ロールプレイ2(実際の場面を想定して演じてみてください)
    叱責するケース Aさん 「どうしてそんなに馬鹿なんだ!     何度言ったらわかる?」 Bさん 「申し訳ありません…」 Cさん 「どこで間違ったのか?     しっかり報告してくれ」 Dさん 「申し訳ありません。     印刷をするときに部数を誤ったんだと…」 Cさん 「どうしたら間違わないようになる?」    「自分で考えてみてくれ。」
    こちらもロープレ1と同じです。
    前に出ない方にもBさん、Dさんの気持ちを感じてもらってください。
    ロールプレイのふりかえり
    無視するケース Aさんはどんな気持ちがしましたか? Cさんはどんな気持ちがしましたか?
    叱責するケース Bさんはどんな気持ちがしましたか? Dさんはどんな気持ちがしましたか?
    また小グループに分かれてディスカッションしてもらいます。
    時間があれば発表してもらってもいいと思います。
    4.ハラスメントを防止するには
    自分の「常識・価値観」は他人からすると非常識
    「そもそも」と「いつも」の落とし穴
    過去の「やり方・指導方法」にしがみつかない
    「どうして」ではなく「どうしたら」
    「何を言ったか」ではなく、相手が「何を理解したか」
    仕事上の役割や職務の範囲内で
    ・自分の「常識・価値観」は他人からすると非常識
     特に年齢が違うとこの価値観の違いが多くなるようです。
    ・「そもそも」と「いつも」の落とし穴
     そものも君は…、いつも君は…と続くフレーズは要注意です。
     その後、パワハラにつながる可能性が大。
    ・過去の「やり方・指導方法」にしがみつかない
     育った環境が違うことを理解し、いまの世代にあった指導を。
    ・「どうして」ではなく「どうしたら」
     どうして?とすると、本人を責めることになります。
     これがパワハラのきっかけ。
     どうしたら?と聞けば、本人の「仕事」を責めることになります。
     こういった切り口の方が本人の成長にもつながります。
    ・「何を言ったか」ではなく、相手が「何を理解したか」
     自分ベースではなく、相手ベース。
     叱ったつもりはなくても、相手は叱られていると感じているかもしれません。
     管理職の対人能力が問われるところです。
    ・仕事上の役割や職務の範囲内で
     これを超えてしまうことが、セクハラやパワハラにつながります。
     プライベートでも要注意です。
    5.ハラスメントが起こったら
    記録をつける いつ、どこで、誰から、どのような言動 目撃者はいるか? 自分の感情・気持ちは?
    相談する 社内の相談窓口 公的機関、カウンセラーなど
    ここは被害者へのメッセージです。
    ・記録をつける  いつ、どこで、誰から、どのような言動   セクハラ、パワハラにあっていると初めは感じないことも多いようです。
      もしかすると、と感じた時点からでもOKなので、記録として残すことが大切です。
     目撃者はいるか?   一緒にいた人がいれば、記録を補強する証拠になります。
     自分の感情・気持ちは?
      最終的に自分はどうしたいのか、ここがポイントになると思います。
    ・相談する  社内の相談窓口   総務や人事が窓口になることが多いと思います。
      次項で詳細は述べます。
     公的機関、カウンセラーなど
      社内で相談しにくいときは、社外で聞いてもらうのもいいと思います。
      公的機関は色々あるようですが、東京都だと労働相談センターがあります。
       http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/soudan-c/center/consult/guide.html
    6.ハラスメントの相談を受けたら
    相談者の話をしっかり聞く(傾聴) 否定しない、相談者の性格のせいにしない
    プライバシーを保護する
    人権を尊重する 特に相談者の主体性を尊重する
    必要に応じて専門機関へつなぐ
    セカンドハラスメントに気をつける
    ・相談者の話をしっかり聞く(傾聴) ・否定しない、相談者の性格のせいにしない
    ・プライバシーを保護する
    ・人権を尊重する ・特に相談者の主体性を尊重する
    ・必要に応じて専門機関へつなぐ
    ・セカンドハラスメントに気をつける
    相談を受ける窓口の担当者はもちろん、相談を受ける可能性のある管理職も上記の項目はしっかり理解し、実践できるように訓練しておくといいと思います。
    <セカンドハラスメントとは?>
    セクハラやパワハラの対応を行ううえで、組織が考慮すべきリスクのひとつ。 ある意味、セクハラ・パワハラよりも企業の責任を問われかねない。
    具体的には次の通り。 会社の相談窓口にセクハラやパワハラの被害を訴えたことによって、その担当者または会社から受ける二次的な嫌がらせのこと。
    担当者は相談者の思いをしっかりと受け止め、二次的な嫌がらせと取られないようにしなければならない。
    例えば、相談者に対して、窓口の担当員や上司が次のような対応をするとセカンドハラスメントにつながると思われます。 「それはあなたに問題があるので」「あなたが悪いのでは」というように被害者に責任があるかのような応答をする 「あの部長がそんなこと言う訳がない」などと被害者の発言の真偽を疑ったりするようなことを言う 傷ついている経験をこと細かく、無神経に聞く
    セカンドハラスメントも聴きなれない言葉なので、注釈をいれました。
    不必要であればカットしてください。
    7.まとめ
    ハラスメントのリスク
    ハラスメントを防止するには
    もしハラスメントが起こったら
    もし相談を受けたら
    研修全体の流...

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