かな書法・分冊2【日本大学通信教育・国文学・合格レポート・2012】

閲覧数1,369
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    課題内容
    三筆三跡の時代ではどのような変化がもたらされたかについて説明しなさい。

    なお、当方、2013年採用の教員採用試験に合格しました。お買い上げいただいた方でご希望であれば、簡単にではありますが、採用試験におけるアドバイスもさせていただきます。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    一、書道の始まりとされる王義之の書風の浸透
    奈良時代になってから、唐の影響が強い文化が発展した。そのきっかけは、奈良時代以来、遣隋使に代表されるように、日本人が大陸と交流を持つようになったことである。それによって、日本はこれまでの氏族制度を改め、天皇中心の律令制国家が形成されていったわけである。そして、同時に漢字・漢文が伝来された。日本における書道の歴史が始まったのはここからと言われている。具体的には、王義之の書が伝来したことによってである。王義之は、魏晋南北朝時代を代表する名門貴族の出身で、第一級の文化人であり、書は清新のバランスと品格に飛んでおり、書の芸術性を確固たらしめた普遍的存在として、書聖と崇められていた。それは、日本においても同様で、聖武天皇や光明皇后を初めとする貴族社会で大きく尊重され、その書は奈良時代以来手本とされており、現在もその余波をとどめているほどである。
    二、三筆の登場
    時は流れて、平安時代である。この時も日本の書は、王義之の書風の影響を受けていたが、一時期止まっていた大陸との交流が再開し空海や最澄などが遣唐使として渡ったことで、顔真卿をはじめとする唐の四大家の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。