教育原論第二設題A

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    資料紹介

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    ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
    ジョン・ロックの教育論を述べる際には、ロックの根底にある考え方と教育観について知る必要がある。まずロックはその著書「人間知性論」でタブラ・ラサ(ラテン語で「白紙の状態」)という言葉を用いて、生まれたばかりの人間は、まだ何の観念も持っていない、と述べている。その上で、子どもの教育において、生まれたばかりの子どもはまだ何の観念も持っていないが、成長するにつれて、教育によって様々な観念を獲得するようになる、という考え方を持っていた。

     そのためにロックは、子どもの教育は感覚的訓練(色、形、匂い等を知覚させる)から始めることを主張する。感覚によって一つ一つの対象について心の中に観念が起こり、様々な知識が得られる。つまり、この感覚を通じて様々な知識や観念が子どもの真っ白な心に入ってくるのである。そこで、その知識や観念を記憶し、一つ一つの名前を教わり、このような過程を経て、それらは心の中に植えつけられる。だが、子どもが誤った観念を持ったら、その子は一生誤った観念を持ち続けるかもしれない。故に正しい観念を持つように子どもを...

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