哲学概論第2設題Q0505

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    資料紹介

    佛教大学通信課程の合格済みレポートです。あくまでも学習の参考としてお使いください。各科目B判定以上です。テキストを中心にまとめています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第三章「知識の問題」第一節「認識の意味」の内容を要約せよ。そして、テキストの内容に即して、自分のコメント・批判を加えよ。
     私達は感覚に導かれて生活しているが、感覚ほど不確実なものはない。感覚は不確実であり何ら信頼するにたらないが、その都度毎に個人にとって真であり確実ある。しかし、一時的・個人的な感覚的認識は真の認識とすることができず、行動の規範や普遍的な原理といった普遍的妥当な認識が必要となる。このような議論において、ソクラテスは正義の普遍的・必然的な知識を求め、プラトンは、この倫理的・実践的な知識を、知識それ自身として探究していった。
     プラトンの認識論は洞窟の譬えに表されている。その中で、存在の種類を四つに分類し、それらは段階的であることが示され、各々の存在は、各々異なる認識能力によって把握されるとしている。前二者は洞窟内の認識として影像と模像の認識であり、後二者は地上での認識として事物と太陽の認識である。また、この四種の認識は同じく「ポリティア」で直線の直喩でも示されている。
     このプラトンの四種の認識は、私達の認識能力を検討して分類されたものではなく、逆に存在が四種に分類され...

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