2013年にA評価で合格済みです。
なるべく教科書にそって書きましたが、私見は自分なりの考えを述べました。
ちなみに、私は同志社大学法学部卒業です。
<第2設題>
アイヌ民族の権利主張運動が、日本人社会に認識させたものはなにかについて述べよ。
★ 先生の所見は、「明治以降の日本社会による同化政策、その過程での偏見と差別、国内外に見られる先住民族・少数民族の権利主張とその成果、そして日本人社会への影響と非常に深く掘り下げられたリポート内容になっています。」でした。
もしよろしければ、参考にされてください。
『アイヌ民族の権利主張運動が、日本人社会に認識させたものはなにかについて述べよ。』
■ 日本における民族問題
ある日本の政治家の一人が、「(日本は)一国家、一言語、一民族といっていい。北海道にはアイヌ民族がおりますが、今はまったく同化されておりますから。」と発言し物議をかもした。また、他の政治家で、「日本国籍を持つ方々で差別を受けている少数民族はいない。」と発言した人もいた。
国民を代表する立場である有名な国会議員が、このような発言をしたことにひどく驚いた。発言者の中には、北海道選出の国会議員もおり、まるで同化政策が良かったかのような発言で、アイヌの方々の心を深く傷つけたのではないかと想像できる。このように日本では、民族問題について存在を否定したり、軽々に扱ったりする傾向が強いように思える。
アイヌ民族の問題のみならず、日本には、沖縄の人々への偏見・抑圧や在日韓国人・朝鮮人への差別・抑圧が無くならない。また、近年では、日本の労働力不足解消のため、多くの外国人非熟練労働者が来日し、その滞在は長期化し、定住化の傾向が見られる。
多くの民族問題や移民の問題が存在する日本であるが、その問...