「これが憲法だ!」を読んで

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    資料紹介

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    はじめに

     なぜ3冊の中から「これが憲法だ!」を選んだかというと、他の2冊と比べてこの本は今私たちが勉強している法律という学問と深くかかわりをもっている、ということがあげられます。憲法という国の最高法規に対し、法律的・政治的な観点からさまざまな意見交換がなされていて興味をそそられました。後でも書きますが、目次をみていて憲法9条への批判的な文言が目に付いたのも理由のひとつです。また、このレポートの課題である「戦後日本の政治をめぐる諸問題について考えてみたとき、現在議論が活発になっている改憲問題は、日本の敗戦から50年余りが経ち、さまざまな変化があった中で、これからの日本が国内・国外にどういった姿勢をとっていくのかを左右する非常に重大な問題となるだろうという思いからこの本を手に取ることとなりました。
    この「これが憲法だ!」は、六章にわかれていて、それぞれ第一章「憲法はデモクラシーを信じていない」、第二章「絶対平和主義は立憲主義と相いれない」、第三章「憲法解釈はだれのものか」、第四章「絶対的な権利なんてない」、第五章「あらゆる憲法は「押しつけ憲法」である」、第六章「憲法をいま変えることは無...

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