国文学講義Ⅵ(現代) 分冊2

閲覧数1,568
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    合格レポートです。
    キーワードを全て使用し、まとめました。
    参考程度にどうぞ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国文学講義Ⅵ(現代) 分冊2
     昭和20年代の文学状況について要約し、具体的にその特色を作家(作品)をあげて説明しなさい。
    〈ポイント〉○昭和20年代の時代性 ○昭和20年代の政治展開 ○民主主義文学の特性
    〈キーワード〉○戦前の既成作家への批判 ○新しい思想 ○女性解放への道(男女平等)
     昭和二〇年代の文学は、戦時下の時代状況を否定することからはじまった。戦後、昭和二一年一月創刊の『近代文学』の同人(近代文学派)で、本多秋五・平野謙・山下静・埴谷雄高・荒正人・佐々木基一・小田切秀雄らは、旧プロレタリア文学者に批判と訂正を求め、戦後派文学を支援すると同時に、「戦争の責任問題や主体性の問題」を提起したのである。近代文学派の小田切秀雄らは、戦争にまるごと巻き込まれた四〇代文学者である戦前の既成作家への批判を行い、昭和一〇年代に活躍した作家を旧悪として否定した。そして、満州事変以降一五年にわたる戦争と軍国主義の抑圧、敗戦直後の混乱した社会風俗の解放感から、人々が自由を謳歌しつつ戦後数年間の未曾有の雑誌ジャーナリズムが繁栄し、思想・言論の自由という新しい思想が芽生え、「新生・新潮・文芸・中央...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。