■第1課題 第1設題 B評価
教職を希望する者にとって、教育方法学の理論と実践はどのように役立つと考えるか論述せよ。
[講評]
・課題に即した論述がなされている点を評価できるレポート。
・授業をどのように分析するか、教室内のコミュニケーションをどのように解釈するかについて論を発展させるとなおよい。
■第2課題 第1設題 B評価
あなたは教育方法学の学習から教職の専門性についてどのように理解できたか論述せよ。
[講評]
・記述内容から教職の専門性について一定の理解があることを評価できるレポート。
・「反省的実践論」や「実践的知識」についての考えを深め、自身が専門家としてどうあるべきかを述べるとなおよい。
■試験対策 A評価
論述の対策文 全1問
※経年による傾向の変化は自身で確認のこと
■参考文献
『教育方法学』佐藤学 岩波書店 1996年10月29日
■備考
資料は試験対策の内容を確認いただくため「試験対策→第1課題→第2課題」の順に記載。
■試験対策
教育方法学は、教育実践の様式と技術を原理的に探求する学問である。 したがって、いま教師に求められている専門性、即ち個人的力量と学校集団(主として教師集団)としての力量について論述しなさい。
(1)教師に求められる個人的力量は以下3点である。
(2)①授業の運営
(3)②授業の改善
(4)③情報技術の活用
(5)学校集団に求められる力量は以下5点である。
(6)①カリキュラムの作成
(7)②プロジェクトの構成
(8)③情報・コミュニケーションの技術
(9)④総合学習・体験学習などへの対応
(10)⑤いじめ・不登校・学級崩壊などへの対応
(11)教師及び学校集団はこれらの力を持続・発展させていく必要がある。
(12)そのためには、教師個人による力量向上への努力はもちろん、学校集団としてそれらを担保する仕組み作りが重要になるだろう。
(13)このとき目指すべき方向性として「技術的熟達者」「反省的実践家」という二つの教師像がある。
(14)前者が科学的な知識や技術の成熟を求めるのに対し、後者は教育現場における問題解決等の実践力を求める。
(15)両者は背反二律でなく、互いの要素を混...