M6701 R0705 文学概論 レポート設題2(合格済み)

閲覧数2,144
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    設題:「小説神髄」の」「詩」を読み、詩とはどのようなものなのかについてまとめよ。
    テキスト:小説神髄(岩波文庫31-004-1)、岩波文庫、坂井健

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「文学概論」の」「詩」を読み、詩とはどのようなものなのかについてまとめよ。
    詩の歴史はかなり古く、長い歴史を有している。したがって、詩に対する定義や説明は、昔からされているのであるが、しかし歴史とともに様々な形態の詩が生まれたため、詩の定義も考え直さなければならなくなった。それらをどのように定義すればいいかについて、考えていきたい。
    まず、詩から不純なものをぬき出すことによって、限定していこう。第一に、韻文と詩を区別する。韻文とは、外面的に韻律をととのえたものである。しかし韻律は外形的な装飾にすぎず、特に感情生命をもつものではなく、韻律は思想内容とは何の関係もない。逆にこういう韻律がなくてもりっぱな詩となっているものがある。そういった詩は、外面的なリズムはないが、詩としての形式をなしている。高村光太郎の「冬が来る」という詩の場合、韻文ではなく散文であるが、作者のやむにやまれぬ感情が、内面的なリズムをなして流れ出て、そしてその内面的リズムが作者の気分を暗示し、生命の象徴となっている。つまり、内部の声というべき作者の主観が、強く充実して響き渡っている。逆にいえば、ことばが深い内面情緒の象徴...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。