Z1001 日本国憲法 レポート(合格済み)

閲覧数2,337
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    設題:法の下の平等について
    テキスト:憲法入門(第4版補訂板)、井上修一

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法の下の平等について
     法の下の平等について述べる前に、まずは人権の歴史について述べ、その後法の下の平等について考えたいと思う。
     近代憲法における人権は、すべての人間が生まれながらにして固有の、奪うことのできない権利をもつという考え方に立っている。この考え方が生まれるにあたって、ジョン・ロックの提唱した近世自然法の思想的背景をもとに、アメリカ諸邦の人権宣言が生まれ、さらに、世界に影響を与えたフランス人権宣言が生み出された。
     これらの人権宣言は、個人主義、自由主義のうえに立ち、国家権力からの自由を中心におくものであった。十八・十九世紀の憲法は、人権を何らかの程度で保障する点で共通性をもっており、また、それらの自由権も、人身の自由、表現の自由、財産権の不可侵など、ほぼ同様の内容をもっていた。そして、市民層の勢力の伸長とともに、参政権もやがて国民の権利として保障をうけるようになった。
     十九世紀は自由放任を基礎とする資本制社会の発展期であった。そこで、自由権のうちでも、財産の私的所有の自由と契約の自由が最も重視された。しかし、資本主義が高度化し、自由競争が貧困と失業を生みだすと、社会国家...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。