1.現代日本の教育課題を、教育方法学の視点から論じなさい。
2.次の語について、それぞれ調べなさい。
(1) ティーム・ティーチング (2) マルチメディア (3) 発見学習
1 現代日本は様々な教育課題を抱えている。その中で、21世紀の教育の基本的方向を示す「生きる力」において、教育方法学の視点から以下で考察したい。
「生きる力」とは、体育、徳育、知育の3点を兼ね備えた実践力を指す。
徳育に関しては、他のアジアの国々では、儒教、仏教、イスラム教、キリスト教といった宗教が、人間形成の核となっているが、日本の場合、そのような意味の徳育の核がない。だからこそ教育において、その意味合いは重要なものとなる。個性豊かな人間の育成には、自主性と社会性を備えることが必要といえる。自主性とは、自ら思考・行動し、その責任を自ら取ろうとする態度である。社会性とは、他人と協力し共同するとともに、社会の向上と発展に貢献しようとする態度である。この自主性と社会性を備え発揮することで、個性が育成され人間性が形成される。しかし、現在の教育の現状は、知識の習得に重点を置いている傾向が強い。そこで、重要となるのが、子どもたちの「考える」という機能の育成だと考える。「考える」というのは、持っている判断力を総動員して、問題解決のために「集中」して、「迷い」、答えを「選択」し「決断」する。このよ...
テキストを主に、厚生労働省のHP、図書館で借りてきた関連する本などを参考文献にしています。
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