社会福祉科通信教育のレポートです。文字数は1600字程度。
社会福祉協議会の役割と実際について述べています。
参考までにどうぞ。
社会福祉協議会の歴史は、GHQおよび厚生省(当時)の指導により、日本社会事業協会、全日本民生委員連盟、同胞援護会の3団体が19 51(昭和26)年1月に合併し、全国社会福祉協議会の前身となる中央社会福祉協議会が設立されたことに始まる。また、同年には、すべての都道府県社会福祉協議会が結成され、6月には社会福祉事業法が成立し、都道府県社会福祉協議会および全国社会福祉協議会は法定組織として承認された。
一方、19 52(昭和27)年、厚生省は「小地域社会福祉協議会組織の整備について」を発し、市区町村ごとの社会福祉協議会の組織化を促した。市町村社会福祉協議会は、コミュニティ・オーガニゼーションの方法を用いて地域の福祉問題解決を推進する組織として構想された。
19 62(昭和37)年には社会福祉協議会基本要項が発表された。この基本要項の特徴は、①「住民主体」の活動原則を打ち出し地域福祉の基本原理を確立したこと、②社会福祉協議会の地域組織化について定義したこと、③社会福祉協議会の基本単位として市区町村社会福祉協議会を位置づけたこと、④運動的推進方策の原理を打ち出したこと、⑤社会福祉協議会事...