社会福祉科通信教育のレポートです。文字数は1600字程度。
障害者支援における、福祉と医療の連携について述べています。参考までにどうぞ。
障害者自立支援法が目指すものは、障害者一人ひとりの能力や適性に応じた個別の支援を行うことである。そのためには、自立した生活(日常生活や社会参加による社会生活)を営むことを支援し、障害者の福祉の増進とともに、障害の有無にかかわらず、国民が相互に人格と個性を尊重し、安心して暮らすことのできる「地域社会」づくりを進めることである。そのような仕組みにより、障害者が障害のない人たちと地域で共生することができる。
これは、従来の施設や病院における支援から、地域における支援への移行を意味するものである。つまり障害者自立支援法は、特定の場所における、特定の人による、特定の方法による支援から、身近な地域において、関係者や住民など多くの人による、障害者それぞれのニーズに合った適切な支援への移行を目指している。障害者を取り巻く多くの人たちによる支援を行うためには、ネットワーク構築の必要性が浮かび上がってくる。なかでも、福祉と医療・教育・労働関係機関との連携は重要である。
まず、福祉と医療の連携については、平成15年度より精神科病院に入院している精神障害者のうち、症状が安定している退院可能精神障害者に...