社会福祉科通信教育のレポートです。文字数は1600字程度。
相談援助実習における、スーパービジョンの内容と実習生の役割について述べています。
参考までにどうぞ。
ソーシャルワーカーは専門職である前に1人の人間である。理不尽な訴えをするクライエントに対して、不愉快になったり、腹立たしく感じたり、必要以上に同情してしまうこともある。また、実践において、学校や大学で学んだことと結びつけることが難しい場合もある。ソーシャルワークはクライエントの人生に寄り添う仕事であるため、繊細になりすぎ、心に疲れを感じることも少なくない。また、組織やチームで仕事をすることから、同僚や他専門職などとのしがらみのなかで葛藤や不安を感じることもある。
ソーシャルワーカーは、こうした困難を克服し、クライエントに対してよりよい援助を提供しなければならない。そのためには、専門職としてより高いレベルの知識・技術・価値、そして実践力を身につける必要がある。それがこれからソーシャルワーカーになるであろう実習生の役割であり、目標とするべきところである。それにはまず、スーパービジョンについて理解を深める必要がある。
スーパービジョンの定義としては、『ソーシャルワークにおけるスーパービジョンとは、ソーシャルワークを行う施設や機関において、スーパーバイザーによって行われる専門職としての...