法学原論 期末レポート

閲覧数2,128
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    A判定獲得。期末レポート。憲法Aと同じ課題だった。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法学原論 期末レポート
    水俣病裁判と環境権成立

    東関東大震災の原発事故からもう ヶ月が経とうとしている。これまであいだ、汚染水は福島県
    の海に垂れ流され続け、放射性物質も放出されてきた。いま、問題は食物の汚染と、避難民の補
    償に移ろうとしている。東京電力、政府そして避難民の関係をニュースで見ていると、どうにも思い
    出されて仕方がない事件がある。水俣病である。水俣の人々は、健康被害だけでなく、生態濃縮
    されて汚染される食物、それに伴う失職などの貧困、差別と戦った。裁判の相手は国を後ろ立て
    にしたチッソという民間企業だった。本論では、福島第一原発事故を頭の片隅において、環境権
    成立の背景のひとつとなった水俣病をめぐる裁判を読み解いてゆきたい。
    事のあらまし
    1940 年代末、熊野県水俣市でネコの狂死、水俣湾・八代海で魚の大量死が見られた。1956 年、
    後に水俣病患者第一号となる田中しず子さんが狂騒・発育不全で病院にかかり、水俣病が発見さ
    れた。同年、熊本大学の研究によってチッソ工場からの重金属による魚類汚染が疑われたが、
    国・チッソの妨害によって原因物質と責任追及はなされなかった。熊野...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。