中央大学 2009年度 歴史(日本史) 第二課題

閲覧数1,723
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    評価:C

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2009年度_歴史(日本史) 第二課題

    室町幕府の対外政策について説明しなさい。
     本題を考えるにあたり、室町時代の明・朝鮮半島・琉球王国・東南アジア諸国との関係・交流と倭寇の活動について述べる。

     室町幕府とは1336年に足利尊氏が創設した武家政治である。前政権の鎌倉時代に元寇があったことにより、明との貿易は縮小していた。室町時代に入ると、少しずつ関係も良好になり、足利義満が将軍職を辞した際、明の健文帝に国書を送り、冊封使を遣してきて、義満を「日本国王源道義」に任じた。このことにより明との封冊関係が成立し、これを機に、朝鮮・琉球も義満を国王と自動的に認めることになった。しかし、義持の時代に明の永楽帝の使者を追い返して、日明貿易を断絶し、国王号を取り下げる出来事もあったが、まもなく国交は再開された。

     冊封体制下では、皇帝および諸国の王のみが外交に参加する資格を持ち、かれらが派遣した正式な使節であることを証明する通行証明として、明の皇帝から「勘合」が交付された。日本の遣明船は、当初は幕府が主体であったが、やがては守護大名や大寺社の船も加わるようになった。主な輸出品としては、銅銭・...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。