日本における社会科の成立過程と初期社会科の特色を下記の語を使って説明しなさい。[敗戦 占領 ヴァージニア・プラン 経験主義 問題解決学習]
<日本における社会科の成立過程と初期社会科の特色を下記の語を使って説明しなさい。[敗戦 占領 ヴァージニア・プラン 経験主義 問題解決学習]>
日本において、現在に至る「社会科」という教科が成立したのは、1945年、第二次世界大戦での敗戦後である。日本を占領下においたGHQは、この年の12月31日、国家神道の思想と結びつけられ軍国主義に利用されてきた戦前の修身、国史、地理の3教科の授業を廃止。日本の民主化を進めるため、新たな国史、地理の暫定教科書の編集をはじめるとともに、日本史研究者に新しい日本史教科書の作成を命じた。
あそして、1946年の3月には、GHQの招きにより第一次米国教育使節団が来日し、4月にはその『報告書』が出されたが、その中にはSocial Sutudies(社会科)という言葉も記されていたという。また、同年7月にはCIEが「カリキュラム委員会」を立ち上げた。
期を同じくして、日本側の文部省でも「修身に代わって公民科を」という計画が正式に打ち立てられた。そして、同年5月からは暫定的に公民学習の実施を打ち出すとともに、そのための『公民教師用書』の作成作業を本格的に開始...