数学の有用性を具体例をあげて説明せよ
<数学の有用性を具体例をあげて説明せよ>
数学を学ぶ目的は大きくいって、①「有用である・役に立つ」、②「文化を手にする楽しさやおもしろさが味わえる」という2つである。しかし、実際に「数学なんて普段の生活では使わない。」と主張する数学嫌いの子どもたちも多くいる。つまり、彼らには「数学の有用性」がしっかりと見えていないのだ。このようなケースは多々存在する。もし、彼らが「数学の有用性」を見ることができれば、数学に取り組む姿勢というのも大きく変わってくる可能性がある。従って、まずは教師自身が、数学を学ぶ目的の①にあるような「数学の有用性」とはどのようなものなのかをしっかり理解し、子どもたちに伝えるための備えとしておくことが大切である。
以下に「数学の有用性」として考えられるものを4つあげる。
1つ目は、「日常生活に役立つことがある」ということである。もし、たし算やひき算、かけ算やわり算、単位換算などのやり方を知らなければ、日常生活における買い物等で騙されたり損をしたりすることがでてきてしまうかもしれない。
2つ目は、「仕事の上で役立つ」ということだ。今日では、広い範囲の「仕事」の中に数...