合格 評価A 児童虐待の事例をあげて
子どもを愛しているからこそ過度のしつけをする。それが、児童虐待のはじまりと考える。
参考文献
子ども虐待防止&対応マニュアル 山崎嘉久他 診断と治療社
2006年8月7日
断ち切れ 虐待の世代間連鎖 長谷川博一 樹花舎 2005年3月8日
第2課題第4設題
1994年4月5日「お腹が空いたカレーが食べたい。」
真人君は最後にそう言い残し、わずか五年という短い生涯を閉じた。原因は二年に亘る父親長谷部健二(当時36歳)からの度重なる暴行だった。日頃から健二は真人君に食事をほとんど与えていなかった。亡くなったこの日、真人君は空腹に耐え切れず盗み食いをしたのか、真人君のトレーナーを見ると食べ物の汁で汚れたあとがある。そのことで頭にきた健二は真人君の顔面を殴打し、水の入っていない浴槽に正座させた。シャワーで頭から水をかけ浴槽いっぱいまで水を入れた。そのまま外出したが妻から真人の唇が白くなってきたと聞き帰宅した。
床の上のシーツに寝かされた、真人君の胸のあたりを押すと、カレーの液体を口から出し最後に大きな息をした。午前11時37分帰らぬ命となった。なぜ真人君は実の父親に殺されなければならなかったのか。誰も助けてあげられなかったのか。
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