競泳描写に関するレポート。
心理基礎実験
-鏡映描写-
学籍番号
心理学で、学習は「経験による行動の比較的永続性のある変容あるいはその成立プロセス」と定義されており、スポーツや筆記など、我々の身の回りには運動と知覚の協応を必要とする行動はたくさんある。これらは初めから運動と知覚が協応していたのではなく、発達過程における学習によって協応するようになったものである。この視覚情報と運動の結びつきを強める学習を、知覚運動学習という。知覚運動学習において、以前に学習したことが、後の学習に何らかの影響を与えることが知られている。これを、学習の転移といい、片側の効果器(手・足)を用いた学習が、反対側の効果器による運動に影響することが挙げられる。これを特に両側性転移という。
本実験では、鏡に映った図形を見ながらその図形をなぞるという作業を通して何が学習され、両側性転移が起こるか調べるため、検証することにする。
次の3つの仮説が考えられる。
仮説1:鏡映描写学習では、鏡映像のあり方についての一般原理を獲得することで足りるので、両側性転移は完全である。
仮説2:鏡映描写学習では、鏡映像の...