平成26年度近大姫路大学教育学部通信教育課程「社会福祉論」科目試験解答例です。科目試験対策の参考としてお使い下さい。
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問1:社会福祉の意義について説明しなさい。
問2:日本の戦前から戦後にかけての社会福祉の歴史について説明しなさい。
問3:「社会福祉六法」とは何を指すか。また、それぞれの法律について簡潔に説明しなさい。
問4:社会福祉従事者に専門性と倫理が必要とされるのはなぜか、説明しなさい。
問5:ケースワークとは何か。また、ケースワークに必要な原則とは何か、説明しなさい。
問6:日本の児童虐待防止への取り組みとして、2000年以降、国はどのような制度・政策的な対応をしてきたのか、説明しなさい。
※注意※
問1の解答は、「社会福祉論」レポートの設題1の内容とかぶっているため、記載してありません。
問1の解答につきましては、下記リンクよりレポートを参照してください。
【問1】参照:社会福祉論 設題1 http://www.happycampus.co.jp/docs/947928204926@hc12/110594/
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私が受けた試験では問1が出題され、レポート内容を短くまとめて解答したところ、評価はAでした。
その他の問に関しては評価を保障するものではありませんので、あくまで参考としてお使い下さい。
社会福祉の意義について説明しなさい。
※内容については、社会福祉論レポート設題1「社会福祉の意義について、1500字程度で述べなさい。」を参照してください。
日本の戦前から戦後にかけての社会福祉の歴史について説明しなさい。
戦前の社会福祉
明治時代に日本で初めて成立した貧困者に対する救済法は、1874年の「恤救規則」である。同規則では、救済対象をどこにも寄る辺のない人々(独身で身寄りがなく、労働不能な極貧者、重病・老衰の70歳以上高齢者、疾病者13歳以下の幼者)に限定し、救済の基本は住民同士の人情交流・地域共同体のつきあいにあるとした。その後、1929年に「救護法」が制定されたが、ここでも救護対象は、貧困のため生活不能であること、扶養義務者による扶養が不可能なこと、働くことが出来ないこと、という条件を全て満たし、その上で①65歳以上の老衰者、②13歳以下の幼者、③妊産婦、④疾病その他精神又は身体の障害という要件のいずれかに該当する者に限定された。
このように、「恤救規則」「救護法」共に、貧困は怠惰など自らが招いたものと考え、共同体による救済を基本としていた。そして、労働能力があるとみ...