平成25年度近大姫路大学通信教育課程「教育原理」合格済みレポート(設題2)&科目テスト解答例のセット販売です。レポート作成・科目試験対策の参考としてお使い下さい。
※科目テスト問4、問5の解答が、設題2のレポート内容とかぶっているためセット販売にさせていただきました。問4、問5の解答につきましては結論のみ記載してありますので、内容についてはレポートを参照してください。
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設題:学力観の共通理解にはどのようなことが大切か。
◆総評◆
設題の理解 ― 2:理解できています
文章の表現 ― 評価なし
参考図書 ― 2:利用した足跡が見られます
内容 ― 評価なし
◆所見◆
適切にレポートをまとめています。
レポート設題集に載っている「レポート作成の手引き」を参考に作成しました。ゆとり教育や学力低下に対する認識は論者によって様々であり、未だに結論は出されていません。しかし、この先生は「ゆとり教育学力低下論はあやまちであると確信する」とおっしゃているため、このレポートはゆとり教育・総合学習について肯定的に論じると良いと思います。
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◆科目試験について◆
私が受けた試験では問5が出題され、レポート内容を短くまとめて解答したところ、評価はSでした。
【教育原理レポート】
設題2:学力観の共通理解にはどのようなことが大切か。
このところ、日本の教育状況に関して「学力問題」が頻繁に取り沙汰されている。とくに理数系大学の学生であるにもかかわらず簡単な分数計算ができなかったというエピソードが紹介された「分数ができない大学生(岡部ほか,1999)」が出版されて以降、日本の子どもの学力が国際レベルで低下傾向にあることをはじめ、ゆとり教育路線の失敗、大学全入時代に向けての懸念など、様々な点において学力低下論争が浮上した。日本人の学力が低下していることは、いまや一般の人々の意識にも根付いたように思われる。最近では、ゆとり教育により学力が低下したとの批判を受け、文部科学省も「脱ゆとり教育」として新たに学習指導要領を改訂し、学力向上に向けての動きが広まってきている。
しかし、子どもたちの学力は本当に低下しているのだろうか。この点においては、実は論者によって認識がそれぞれ異なっている。これは、一体どのような学力が低下しているのかということについて共通の定義付けが明確にされていないためである。そもそも、何をもって「学力」とするのかを問い直さなければなら...