平成25年度近大姫路大学通信教育課程「こどもの保健Ⅰ」合格済みレポートです。レポート作成の参考としてお使い下さい。
設題:小児の肥満のメカニズムを説明せよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆総評◆
設題の理解 ― 1:よく理解できています
文章の表現 ― 1:良く表現されています
参考図書 ― 2:利用した足跡が見られます
内容 ― 1:内容が豊かであり、よく学習しています
◆所見◆
要領よくまとめてあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
肥満のメカニズムについてまとめ、遺伝的要因よりも環境的要因が大きいと結論づけました。
設題1:小児の肥満のメカニズムを説明せよ。
近年、小児肥満が深刻化している。その主な原因は現代の食習慣をはじめとする生活環境の乱れにある。日本の食生活が欧米化し、動物性脂肪の過剰摂取やコレステロールの上昇が進んでいること、冷凍食品やコンビニエンスストア等の普及によって、好きなときに好きなだけ食べられるようになったことなどが影響している。また、テレビやゲームに没頭するようになり自然の中で遊ぶ機会が減り、睡眠時間が不規則になったことも原因のひとつである。
肥満とは、身体に脂肪が必要以上に蓄積されている状態である。単に体重が増加したものでなく、過剰に脂肪組織が蓄積した状態のことをいう。体内にある脂肪のうち、最も多く貯蔵型のエネルギーになっているのは「中性脂肪」であり、一部が肝臓に貯蔵されるほかは体内の脂肪組織にある中性脂肪に蓄えられる。脂肪細胞は成人で250億~300億個あり、その大きさを3~4倍にまで膨張させることができる。また、脂肪細胞が他の細胞と異なる点は、いったん数が増えるとほとんど消滅しないという点である。つまり、痩せたとしてもそれは細胞自体が萎縮してサイズが小さくなっただけで...