佛教大学 M8108 日本文学史 第1設題

閲覧数1,459
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    『最新版』 佛教大学通信教育課程の合格済みレポートです。
    ●図書館で資料を集めてから作成。参考文献も記載しています 
    ●文章構成やレイアウトにも気を配りました。
    ●設題の意図を正確に捉え簡潔にまとめています。ぜひ参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一設題 上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。

    〈古事記・万葉集・古今集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説〉
    一.上代の文学

    口承文学誕生からから平安遷都(七九四)までを文学史では、上代と呼ぶ。大和政権による全国統一が成り、律令国家が成立した時代である。この時代の特徴として、口承文学から記載文学への変化が挙げられる。口頭による伝承のみであった文学は、五世紀の漢字の伝来と、漢字を表音文字として使う「万葉仮名」の誕生により、神話や歌謡を文字により保存し、伝達することが可能となった。これより誕生したのが、現存する最古の書物である「古事記」である。

    古事記は、帝紀(天皇の系譜)と旧辞(定期以外の神話・伝記)の偽りや誤りを正すことを目的として、稗田阿礼が暗誦したものを、太安万侶が編纂し、和銅五(七一二)年に完成した。

    古事記は、上・中・下の三巻から成り、上巻は、神代の物語、中巻は神武天皇から応神天皇までの、下巻は仁徳天皇から推古天皇までの記事を載せている。表記は全て漢字だ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。