佛教大学 M6108 日本漢文入門 課題2

閲覧数2,526
ダウンロード数21
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    『最新版』 佛教大学通信教育課程の合格済みレポートです。
    ●図書館で資料を集めてから作成。参考文献も記載しています 
    ●文章構成やレイアウトにも気を配りました。
    ●設題の意図を正確に捉え簡潔にまとめています。ぜひ参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第二設題  万葉集における「七賢」について概説せよ。
    本論では、まず中国の故事である「竹林の七賢」について述べる。そして万葉集にある大伴旅人の「酒を褒むる歌十三首」について、竹林の七賢との関係を考え、考察する。

    一.「竹林の七賢」

    竹林の七賢とは、『陳留の「阮籍」、譙国の「嵆康」、河内の「山濤」に加え、沛国の「劉伶」、陳留の「阮咸」、河内の「向秀」、琅邪の「王戎」の七人の思想家を指す。彼らはいつも竹林に集まり、思うままに酒を飲み清談をした、世は彼らを「竹林の七賢」と呼んだ。《中国の文人:大修館書店》』

     さて、なぜ彼らは一日中、酒を飲み酔っぱらっていたのだろうか。もし単純に快楽のために飲むというのなら、音楽や色事だって快楽の道具になるし、酒が唯一のものではない。さらに、竹林の七賢より以前にも大酒飲みは存在したが、七賢のように「高風が国中に広まった」というような者はいなかった。こうした理由からも七賢が「思う存分酒を飲み楽しませた原因」が何なのかを考えたい。

     『「世説神話」任誕篇には、「三日も酒を飲まないと、心と体がどうもしっくりいかぬ気がする」、「酒は人を佳境にいざなう」と書か...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。