Z1307、教科教育法国語1のレポートです。
レポート作成の一助としてください。
新しい学習指導要領では、国語科改訂の要点として、「学習の系統性の重視」が言及されているが、具体的に、学習指導要領に向き合い、「話すこと・聞くこと」の系統性について指摘しつつ、義務教育修了段階で求められる「話すこと・聞くこと」の力とは何か、また「話すこと・聞くこと」に関する力の育成の方向性について、レポートすること。
国語教科の意義・系統性
国語教育を学ぶとはどういうことなのか。菅原稔によると、国語教育の本質は以下の2点でとらえることができる。一つに「生活に必要な言語能力の育成」、二つに「言語文化の享受と創造」である。このうち「生活に必要な言語能力」とは、図1のような2面4領域としてとらえることができる。図1を見ればわかるように、各言語活動は独自性を持つとともに、相互関連性もある。言語活動領域の中でも音声言語を使うという側面をもつ「話すこと・聞くこと」は、人間社会における問題解決する最も強力で重要な方法である「話し合い」に課される課題である。
ところで、教師になれば、必ず学習計画・年間計画を立てることになる。しかし、国語科の学習計画・年間計画においては、「計画」の根拠となる教科内容...