試験対策用として要約しています。
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教育課程論
設題①
近代的教育課程(論)の歴史的展開におけるコメニウス、ペスタロッチ、ヘルバルトの業績について述べなさい。
コメニウスは近代教育論の先駆的役割を果たしたチェコスロヴァキアの宗教改革家である。彼は主著『大教授学』の中で「すべての人間は幼少時よりすべてのことがらと知識を学ばなければならない」と述べ、すべての子どもを同等に教育する普遍学校の設立を主張した。また彼は世界最初の絵入り教科書『世界図絵』を作成し、子どもに言葉で教え込むのではなく、感覚から始めて少しずつ知識を子どものものにしていくという「直観の原理」に基づいた教授原理を展開した。このように彼は近代的教授の諸原則を初めて体系的に示し、近代的教育課程の原型を築いた。
コメニウスの教育論を継承し、発展させたのがスイスの教育者ペスタロッチである。彼は教育の目的を、本来備わっている内在的な能力を自然にそくして発展させることにあるとし、その諸能力を知力・心情・技術に分け、これらを調和的に発展させる教育を理想とした。また、豊かな直観こそがことばの獲得や思考力の発達の基礎であるという考えを重視した。
ペスタロッチの教育実践を...