近畿大学豊岡短大 通信教育学部の合格レポートです。
参考にしていただければ幸いです。
小児保健Ⅱ レポート課題
設題
アレルギーについて説明しなさい。
我々の身体には、身体にとって異物となるもの(抗原)が体内に入ってきた時、それに対抗する物質(抗体)を作って、抗原を排除しようとするシステムが備わっている。これを抗原抗体反応や免疫と言う。本来、身体にとっては有益な抗原抗体反応であるが、ときに必要以上に作用したり、あるいは不適切に作用することがある。これがアレルギー反応である。アレルギーを引き起こす中心となるものは免疫グロブリン(主にIgE)であり、アレルギーを起こす物質はアレルゲンと呼ばれる。アレルギーの反応は、通常3タイプに分けられる。まず「Ⅰ型アレルギー」は、即時型とも呼ばれ、早ければ抗原侵入後数分で反応が起き、IgE抗体によるものが多い。次に「Ⅳ型アレルギー」は、遅延型とも呼ばれ、Tリンパ球が24~48時間かかって集まり、リンホカインという物質を出して起こす反応のことを指す。残りの「Ⅱ型とⅢ型アレルギー」は、臓器移植の際の拒絶反応や血清病、膠原病などの病気に関連したアレルギー反応で、一般的なアレルギーとは異なる。
小児期にみられるアレルギー疾患は増加傾向にあり、...