高齢者が豊かなQOL(生活の質)を確保し、住み慣れた地域で自分らしく快適な生活を送るためには、保健医療・福祉各分野のサービスが連携・統合されて、高齢者に提供される必要がある。単に健康を維持するのみでは高齢者のQOLの向上には直結しない。高齢者それぞれがもつ趣味や生きがいなどを保持するための側面的な支援、それらを得られるような社会環境の整備と高齢者がそれらを得たいと思うように支援していくことが必要である。
高齢者のQOLをより良質なものとするためには、ノーマライゼーションの理念を基にした、リハビリテーションが重要な役割を果たす。
高齢者は加齢や疾患によって、身体的不利を被ることが多い。リハ...