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「リレーショナルデータベースについて述べよ」
データベースの歴史
1969年、エドガー・F・コッドは画期的な論文を発表してRDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)を提唱した。この論文は1970年に、ACMの学術誌に"A Relational Model of Data for Large Shared Data Banks" (大規模共有データバンクのデータ関係モデル) として掲載された。コッドは、この論文とその後に発表した論文で、「リレーショナル」(「関係に基づく」) の概念とは何かを定義した。
コッドが提唱したRDBMSが備えるべき条件として、「コッドの12の規則」が有名である。 しかし関係モデルの初期の実装の多くは、コッドの12の規則の全てを満たすには至らなかった。そのためRDBMSという用語は、当初と比べてより広い意味でのデータベースシステムを対象として使われることが、多くなってきている。
現在ではRDBMSという用語は、次のようなシステムに対して使われている。
①システムの利用者が、データをいくつかの関係(複数の行と複数の列からなる表)の形で...