「老年看護観」
はじめに
今回、回復期リハビリ病棟、老人保健施設、通所リハビリテーションで実習を行って、多くの高齢者と関わる中で感じた老年看護観について述べる。
対象者の紹介
対象者はA氏、80歳代女性。肺炎後廃用、アルツハイマー性の認知症、脳・腹部動脈瘤、脱水がある。ADLはほぼ自立しており、見守り~軽介助で行われている。一人で立ち上がり移動するなどの危険行為が見られる為ベットコール使用中。尿・便意なし。
実施した看護
9時から2時間ごとに声かけを行い、トイレに誘導し排泄コントロールを行う。リハビリ後に温めたお茶を出したり、10時と15時ごろにお茶ゼリーを出したりすることで飲水を促す。その際、「少し動いたのでお茶を飲みながらゆっくりお話ししましょう。温かいお茶を用意します。」と提供の仕方を工夫すると飲水量が約コップ一杯分増加した。
考察
トイレ誘導は2時間ごとと決めてしまう前に、患者の膀胱がどれくらいの時間で一杯になり失禁をおこすのか、そのときの飲水量、尿意の有無を観察する必要があった。
声かけは何を言うかというだけでなくどのタイミングで言うかということがとても...