日本国憲法 第1課題(評価S)・第2課題(評価S)

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    資料紹介

    ・課題
    第1課題第1設題
    天皇の機能について説明しなさい。

    第2課題第1設題
    司法権の独立について説明しなさい。

    ・講評
    第1課題
    課題に対して、よく整理して記述されております。できればP,3以下の天皇の機能 すなわち国事行為6条①②、7条①~⑩については、項目の列挙だけではなく、必要に応じて項目の説明もすると、もっとよかったかと思います。

    第2課題
    課題に対して、よく整理しまとめて記されております。
    とくに、「大津事件」の引用、説明は大変よかったです。

    ・参考文献(第1・第2課題両方)
    『日本国憲法』 聖徳大学通信教育部 平成19年10月1日
    『憲法要説』 斎藤静敬 成文堂 平成19年10月20日

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1課題第1設題
    本論文は、天皇の権能について説明することを目的とする。そのためにまず、象徴としての天皇の地位について説明する。次に、大日本帝国憲法・日本国憲法における天皇の地位・権限を比較し、天皇の権能を明らかにする。そして最後に日本国憲法6・7条の国事行為について示し、天皇の権能の説明とする。

    日本国憲法は天皇の統治権の総攬を否定し、その地位を象徴としてのみ認めている。まずは象徴としての天皇の地位をみてみよう。はじめに象徴ということでその定義を明確にすると、象徴とは無形・抽象的なものを表す有形・具体的なものをさしている。例えば、平和は鳩・国家なら国旗といったようにである。

    象徴としての天皇の地位であるが、これは大日本帝国憲法下での天皇の二面性である統治面・象徴面から創設されたものだ。つまり、この統治面が否定されたことによって、前面に出た象徴面が日本国憲法の「象徴としての天皇」となったのである。

    では大日本帝国憲法・日本国憲法における天皇の地位・権限とはなんであろうか。つぎはこれらを比較して天皇の権能をみてみよう。

    大日本帝国憲法は、わが国で最初に作られた近代的成文憲法である...

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