玉川大学通信教育学部「教育心理学Ⅱ」第一分冊 、2013年度・2014年度共通のレポート課題です。(合格済) 参考程度にご覧下さい。
科目コード07816「教育心理学Ⅱ」第1分冊
子どもの成長に教育は欠かすことのできない要素であるが、これをいかに効果的に行うかが最大のポイントといえる。教育とは、言葉を覚え話すこと、集団のルールを守ること、友達に優しくすることなど子どもの人格形成に関わるすべてのことで、その方法もさまざまである。今回はその中でも賛否の声が分かれる「賞と罰」について考えてみる。
「賞罰」による教育とはその名の通り「賞」と「罰」の使い分けによって子どもに教育を行うことである。よい行いをしたときには賞を与え悪い行いをしたときには罰を与えることで子どもに善悪の判断をつけさせ、それに基づく行動をさせるための教育方法である。そこで「賞」や「罰」を与えることはどのような教育的効果をもたらすのかを検討してみる。
まずよい行いをしたときに与えられる「賞」について、こちらは「子どもを肯定的にみる」教育において重要な役割と考えることができる。われわれ大人がそうである以上に子どもは、褒められること、認められることで成長するので、正しい行いをしたときにはそれを肯定し、認めることが大切である。ところがこのほめて伸ばす教育も...