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中央法規 「高齢者に対する支援と介護保健制度」
終末期ケアとは、我が国では具体的な定義はなく、呼び方も定まっていないが、高齢化が進み、さまざまな慢性疾患を抱え、死に至るようになったことにより、がん中心に展開されてきたホスピス・緩和ケアの範疇に収まらない状況が多くみられるようになった。そのため、1995年前後から北米を中心に新たに高齢者の終末期の特徴を活かしたケアに対し「エンドオブライフ」という用語が用いられるようになった。わが国では、ホスピス・緩和ケア・終末期ケア・ターミナルケアなどの呼ばれ方をしており、早急に整理が必要である。ここでは終末期ケアを使うことにする。
終末期ケアにはセントクリストファーホスピスを創立したソンダースの「死にゆ...