哲学分冊1 日大 レポート ミュートス的世界観からロゴス的世界観への転回を存在論の立場より論述しなさい

閲覧数2,163
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    とりあえず、合格したい人向け
    平成23年4月合格

    参考文献 「図解雑学 身近な哲学」 著・竹内洋一郎 他
           「倫理」 著・越智貢 他

    タグ

    倫理文化哲学言語自然分析思想人間

    代表キーワード

    哲学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    古代ギリシアにおいて、多くの自然現象は、神話や伝承にもとづいて、神々の意志や作用などによって引き起こされると考えられていた。ギリシア人にとって神話は、世界のあらゆる現象を神の行為によって説明したものであり、また同時に人生の教訓として語り継がれてきた。つまり、神話の中で英雄たちが神の意志や運命に翻弄され、困難に見舞われながらも危機を乗り越えて活躍する話は、苦難をどのように乗り越えるか、そして、人はいかに生きるべきかという生き方の指針でもあった。その考えをミュートス(神話的世界)と呼ぶ。これに対し、タレスなどの研究は自然全体について経験される事実を尊重しながらロゴス(理)にかなった説明を与えようとするものであった。ロゴスとは、主として「ことば」を意味するギリシア語だが、言葉によってあらわされる「倫理」「理性的な考え方」原理を意味する重要な概念である。ロゴスにあった説明は観察と倫理に照らし合わせて、批判したり改良したりすることができた。実際にこのころから多くの人々は自分の考えを主張するだけでなく、互いの考えを検討し批判しながら、よりよい説明や理論を求めるようになった。

     ギリシアはポリスと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。