英語学概論(第2設題)【P6303】 2015年度佛教大学レポート

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    資料紹介

    ※旧設題です
    英語と日本語の広い意味での比喩の仕組みを比較対照し、特に両者の共通点に力点を置いて、どの部分がなぜ共通しているのかをデータに基づいて具体的に論ぜよ。
    評価はBで、「文献をもとに適切にまとめているが、一部記載されていないものもあったので注意して下さい。また、自らの分析、考察に基づいて論じるとなお良い」とのことでした。
    個人的には難関科目の1つでしたが、この先生のレポート課題は、設題に関連した文献や論文を何冊か読み込むことが求められていると思います。論文はネットに掲載されているものをまとめても特に指摘はされませんでした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2設題 英語と日本語の広い意味での比喩の仕組みを比較対照し、特に両者の共通点に力点を置いて、どの部分がなぜ共通しているのかをデータに基づいて具体的に論ぜよ。
     言語学的な比喩の意味とは、複数の対象を比較する能力、比較するということに基盤を持つカテゴリー化の能力、同一の対象を異なるレベル・観点から捉える能力、参照点に基づき目的の対象を把握する能力、このような各種認知能力を働かせて、形態素・語(あるいはより大きい「句」などのレベルの表現)を本来の意味とは異なる意味に用いることである。認知意味論では、意味は概念である。概念は、人々が日常経験で得た知識との関わりの中で構成される。つまり、概念化とは言葉の使い手である人間の解釈を通して行われていると考えられる。
     概念化された意味は、類似した意味を持つ事物と関連し、そこから新たな意味が発生する事がある。この事を意味拡張と言う。意味拡張は「メタファー」と「メトニミー」の二つに大別する事が出来る。メタファーとは「二つの事物、概念の間に類似性が成り立つとき、一方の形式で他方を表現すること」である。

    She is a rose. …[1] 「彼女はバ...

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