佛教大学通信教育の国語科教育法S0616のレポートです。
2013年度最新です。B判定でした。
佛教大学の中でも難関科目と言われているようです。
レポートの指示が細かいので、注意しなければなりません。
設第「国語科授業の計画と評価について述べよ。」
レポートの所見としては、「国語科の評価について熟考してください。テキストP30-43、P25-29、P139-143を熟読するとともに、評価基準と評価方法、具体的な児童の様相などと重ねて評価について検討してみてください。また、学指導要領の目標と評価「A・B・C」とのかかわりについても考えてみるといいでしょう。その際、学習指導案の指導上の留意点の具体的な手立てと関連づけると理解が深まるでしょう。」
とコメント頂いております。
国語科授業の計画と評価について述べよ。
第1章 学習者主体の授業
学習者主体の授業を行うために重要とされていることは、学習者の国語力の実態を教師が把握しているということである。しかし、国語で学ぶ「読む」「話す」「聞く」などの学習は、授業以外での学校生活や家庭内でも常に行われているため、学習者の国語力は授業だけで成り立っているものではないといえる。すなわち、教師が学習者の国語力のすべての実態を把握することは不可能なのである。そのため教師は、学習者のテスト結果や学校生活などから、学習者の実態を推測し理解する必要があるのだ。
学習者の国語学力の様相は大きく3つにわけることができる。
①技能領域の学力
言語活動にかかわる学力のことをいい、「読むこと」「書くこと」「話すこと・聞くこと」「考えること」などの力、いわゆるスキル的な学力である。
②価値(認識)領域の学力
技能領域の学力に影響を与えるものの見方や考え方にかかわる学力のことをいい、メタ認知的な学力である。相手意識・自己意識・世界観・言語意識・場面意識などが含まれる。
③基礎領域の学力
「生活に直結する学力」とも言い...