多文化共生社会の現状および問題について述べよ。
多文化共生社会とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化の違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら社会の構成員として共に生きていくことができる社会である。現在、日本には約200万人の外国人が住んでおり、日本人と同じように、労働や学業に努めている。このような外国人も同じ地域の住民として互いに認め合い、共に地域づくりをしていこうというのが多文化共生である。多文化共生を実現するためには、外国人が地域に溶け込もうと努力するとともに、我々、日本人も外国人を地域社会の一員と認めて理解をし、受け入れ協力し合うことが必要である。
現在、日本の抱える問題に少子化による人口の減少が取り沙汰されている。したがって日本の労働生産の現状から将来の姿を思い描いてみると、今後ますます専門的・技術的分野における外国人労働者の受け入れが増加すると考えられる。本レポートでは、この現状を鑑みて外国人労働者の問題から多文化共生社会について考察をしてみたい。
日本の企業経営者達は、外国人は安く雇用できると考えている。 同じ労働者であっても日本人より賃金が安く、労働者間...