看護学校の「災害看護学・国際看護学」授業のレポート課題で作成したものです。
●災害看護レポートⅡの内容について
・災害サイクルとは
・災害サイクル4期の時期
・各時期での看護活動
・急性期・亜急性期の病院・避難所における看護師の役割や活動、感染対策
・病院・避難所・自宅における災害発生時の看護師の役割や活動
・国際協力とは
・国際協力や保健医療協力分野に携わる機関について
・各機関の団体等について
・文化的配慮を含めた国内における外国人の看護について
災害看護Ⅱ
災害を時間軸でとらえると、サイクルとしてあらわす事ができ、4つの時期に分類される。急性期は発生直後~6時間、6~72時間、72~1週間程度であり、医療や消防、行政など他の専門職や、救護ボランティアと協働し生存者の救出と共に、救急看護、遺体の処置、遺族に対する心のケア、避難所における健康管理などが看護師に求められる。亜急性期は1・2週間~1ヶ月程度であり、救助された重症患者の集中治療に対する看護や、避難所などに避難した被災者への感染防止対策などの環境整備、心のケアが求められる。慢性期は1か年~3年、そして数年に渡る復興期を経る。この時期の被災者は避難所から仮設住宅、復興住宅へと生活環境が変化していく。常に安全・安楽で快適な生活が過ごせるような環境への配慮、被災者を生活者としての視点で捉えて支援する事が求められる。最後に災害準備期でもある静穏期に戻るが、災害が起きていない時期は災害発生に備え、看護教育機関や医療機関などにおける人材育成のための災害看護教育や救護訓練、各組織の救護資機材や設備などの整備点検、災害発生時の救急対応ネットワークの構築や確認などが災害看護活動として挙げ...