成人看護学実習の手術室実習で学んだことの反省・振り返りレポートです。
※実習体験での振り返りであり、参考文献はありません。
手術室体験レポート
「術前訪問を体験して看護を考える」
今回私は、大腸がんの疑いで入院となった60代の男性の術前訪問を看護師に同伴させてもらった。看護師はアナムネと患者さんへ渡すパンフレットを持っていた。今回は全身麻酔と硬膜外麻酔を受ける患者さんだったので、その麻酔についてのパンフレットで、麻酔を受けるに当たっての注意事項や、膀胱留置カテーテル、レビンの挿入、浣腸、等について説明した。また、手術中尿は管を入れて出ないようにするが、朝手術に来る前に排尿を済ませておいてくださいと説明した。患者はとても不安な表情で、目には涙が見え、必死にこらえていた。手術が長時間に及ぶと聞き、その間家族は病室でずっと待っていないといけないのでしょうかと、家族のことをしきりに心配していた。看護師は、「病室でずっと待つ必要はないですよ、談話室でもいいし、気分転換に外に出られてもかまいませんよ、連絡がつくようにしておいていただければ大丈夫です」と伝えた。また、看護師が説明の最後に何かわからないことや心配なことなどありますかと尋ねると、「心配で心配でたまりません」言った。
患者にとっては全身麻酔で手術を受けるとい...