自由再生における系列位置効果に関する実験実習レポートです。図表あり(オリジナル)。
「直後再生条件と遅延再生条件における系列位置効果が自由再生に与える影響」
目的
自由再生法の課題において、直後再生条件と、30秒間の課題を挿入したあと再生させる遅延再生条件とを設定し、項目の呈示順序と再生できる確率との関係を明らかにし、その理論的背景について検討する。
方法
被験者 被験者は2名で、被験者Aは28歳女性、被験者Bは25歳女性であった。
材料 漢字2文字の熟語を記す刺激カードを40枚作成し、それぞれに熟語を記した。そして、40語をランダムに10語ずつ4つのリストに分けた。その際、明らかに意味的な関連のある語を同一リストにできるだけ入れないようにし、また、読み誤りを防ぐために漢字にフリガナをつけた。なお、被験者Aと被験者Bは同じ学習材料を用いた。
実験条件は、直後再生条件と遅延再生条件の2つを設けた。直後再生条件では、被験者は項目呈示の直後に再生し、遅延再生条件では、被験者は項目呈示後、30秒の挿入課題を行ってから再生した。なお、挿入課題としては、150から始めて、前の数から7引いた数を次々と答える課題を行った。
手続き
被験者Aに対しては、直後再生条件第1試行、遅延再生条件第1試行、直後再生条件第2試行、遅延再生条件第2試行の順で実施した。また、被験者Bに対しては、遅延再生条件第1試行、直後再生条件第1試行、遅延再生条件第2試行、直後再生条件第2試行の順で実施した。
直後再生条件と遅延再生条件における系列位置効果が自由再生に与える影響
目的
自由再生法の課題において、直後再生条件と、30秒間の課題を挿入したあと再生させる遅延再生条件とを設定し、項目の呈示順序と再生できる確率との関係を明らかにし、その理論的背景について検討する。
方法
被験者 被験者は2名で、被験者Aは28歳女性、被験者Bは25歳女性であった。
材料 漢字2文字の熟語を記す刺激カードを40枚作成し、それぞれに熟語を記した。そして、40語をランダムに10語ずつ4つのリストに分けた。その際、明らかに意味的な関連のある語を同一リストにできるだけ入れないようにし、また、読み誤りを防ぐために漢字にフリガナをつけた。なお、被験者Aと被験者Bは同じ学習材料を用いた。
実験条件は、直後再生条件と遅延再生条件の2つを設けた。直後再生条件では、被験者は項目呈示の直後に再生し、遅延再生条件では、被験者は項目呈示後、30秒の挿入課題を行ってから再生した。なお、挿入課題としては、150から始めて、前の数から7引いた数を次々と答える課題を行った。
手続き
被験者Aに対しては、直後再生条件...