セクハラとジェンダーについてのレポートです。
男女雇用機会均等法などによって女性の働く環境は広がり、多くの女性が活躍の場を得ている。しかし、その一方で、女性として非常に重大で見過ごすことのできないのがセクシュアルハラスメント(以下、「セクハラ」と略称)の問題である。
セクハラとは、職場における性的な嫌がらせのことをいう。一方、ジェンダーとは、社会的・文化的につくられる性別、性差のことで、女らしさや男らしさといった言葉に代表されるような、特定の社会での価値観や、男女の社会的・文化的役割の違いのことをいい、性別による役割規範のことをいう。
セクハラが問題として認識されたのは最近のことであるが、セクハラを意味する問題は昔から存在していた。以前は、男性はジョークを言いからかっているだけで、女性が過剰に反応しすぎる。セクハラは「男女間の個人的な問題に過ぎない」というのが一般的な認識であった。そのため女性も被害を訴えにくかった。しかし、女性の職場進出、就業分野が広がり、個人の問題から労働問題、雇用問題、法律問題へと変化していった。
私の職場にも、女性の容姿を話題にしたり、自分の性体験や昨晩の情事について面白おかしく語り合っている男性社員...