日大通信 民法1MA(メディア)の合格レポートです。
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民法1MA
問題:制限行為能力者制度について説明しなさい。【字数制限なし】
1.制限行為能力者制度の意義
単独で確定的に有効な意思表示をなしうる地位または資格のことを行為能力という。制限行為能力者制度は、年齢および判断力の有無・程度を基準として、画一的に一定範囲の者の行為能力を制限する制度である。行為能力を制限された者を制限行為能力者と呼ぶ。
制限行為能力者は、行為能力が制限された範囲において単独で取引行為を行うことができない。そこで、その者の利益を図るために保護者が付けられ、保護者は制限行為能力者自らかがする取引に助力し、あるいは制限行為能力者を代理して取引する。そして、制限行為能力者が単独で取引した場合は、その効力を否定することができる。
制限行為能力者制度の目的は、①判断能力が不十分な者のために適切な取引が行われるようにして、その者の財産の減少を防止すること、および、②取引の相手方の警戒・予防を容易にすることよって取引の安全を図ることにある。
2.制限行為能力者の種類
民法は、制限行為能力者の種類として、未成年者、成年被後見人、被保佐人および被補助人の4類型を定める。そ...