P6305 米文学研究 第1設題

閲覧数2,278
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信課題です。独自性のあるまとめかたができていると評価Aがつきました。ご参考にされてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    P6305 米文学研究 第1設題
    『グレート・ギャツビー』に見られる感覚的な描写について、具体例を3つ以上挙げて、あなたの考えを述べなさい。
     『グレート・ギャツビー』は、1920年代初頭のアメリカを舞台に、語り手のニックがギャツビーらと過ごした夏を語る形で展開される物語である。物語で描かれているこの当時のアメリカは好景気に沸き、人々の生活も大きく様変わりしていた。工業力や経済力が急速な発展を遂げ、大量生産・大量消費の社会へと転換しはじめた時期である。登場人物の一人であるギャツビーは華やかで、時代の先端をゆく男として描かれているが、彼の生き方にはどこか暗い影のようなものがあった。同時にこの世の天国にも思えたニューヨークやウェスト・エッグなど、アメリカ東部社会も、急速な発展の影でギャング達が暗躍する闇の社会だったのである。以下では登場人物や、彼らのニューヨーク近郊における暮らしや場面に対する描写から、明るい印象の色と暗い印象の色の用いられ方とそれらの色が表す意味についてを考察する。
     まず明るい印象の色が用いられている描写であるが、これは作品中の多くの場面より見つけることができる。特に象...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。