テーマに取り組もうと思った理由・なければ興味のある専門分野とその理由
テーマ:異分野を学ぶこと
再生医療や生命科学に関連する研究室を選んだ理由は「自分の幅を広げる」ためです。私は学部時代、高分子工学研究室に所属しフォトニック結晶と呼ばれる光学結晶の研究に取り組んでいました。しかし、大学院では高分子化学と生命科学を秤にかけ、生命科学の分野へ進みました。それは、就職する前段階として自分の視野を広げて置きたかったからです。修士の間に幅を持たせることで、生物と化学の両方の選択肢の数を増やすことができるだけでなく、俯瞰的に物事を見る力が付き、入社後も自分へのステータスとして、会社に貢献できると思いました。また、高分子化学専攻に所属していながら生命科学を学ぶことは、異分野の間に新しい繋がりを見出す可能性を秘めており、とてもやりがいを感じるであろうと確信していました。大学院入学後の研究室では予想したとおり化学と生物の知識は共に要求され、材料としての高分子の汎用性の高さを再認識しながら、細胞を制御するツールとして便利で魅力のある物質であると分かりました。
私にとって大学院に入ることは3つの意味があり...