地域情報(欧米Ⅳ)_第1回レポート課題
江戸時代から戦後に至るまでの日本人のイギリス認識の変遷について、テキストではA、B、Cと3つの段階に分けて説明している。それに沿って日本人のイギリス認識はどのような変化をたどってきたのか述べる。
A段階である16世紀半ば~17世紀前半、日本は鎖国政策を敷いていた。鎖国とは「外国との貿易や交通をやめ、国をとざすこと(*1)」である。つまりこの時代、外国文化は国内に入って来なかったということである。鎖国によって海外の進んだ文化や技術が入らなくなり、世界の進歩から取り残されることとなったが、日本独自の文化や産業が発達するようになった。鎖国下の中でも長崎だけは貿易を続けていたのでまったく外国と交流が無かったわけではないが、外国文化に触れることのできた人は限られた人物だけだったという。
B段階は幕末開国~1970年頃である。この時代、1853年にアメリカ合衆国の黒船に乗ったペリーが浦賀に来航し、開国を迫った。ペリー来航によって1854年に日米和親条約を結び、下田と函館を開港、1958年に日米修好通商条約を結び横浜・神戸が開港し、開国への道が進む。しか...