課題1 印刷資料と電子資料における出版流通過程について述べなさい。またそれぞれの出版流通過程の違いについて述べなさい。
2000字程度
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印刷資料における出版流通過程
出版流通システムとは、出版物(ここでは印刷資料とする)が読者の手元に届くまでにたどる流通経路の総体をいい、特徴が3つある。
(1)書店ルート(2)取次会社(3)委託販売、定価販売
一つ目は出版物の流通経路の大半が書店ルートであること。二つ目は出版物の物流機能等をもつ取次会社の存在。三つ目は出版物を小売店に委託して、売れ残り商品を返品できる販売制度である。それぞれ出版流通システムにおいて独自の役割を担っており、日本の読書文化を支え出版文化を育ててきている。
日本の出版物の流通経路にはどのような経路があるか。まとめて紹介する。①直販(出版社→読者)②直取引(出版社→書店→読者)③取次経路(出版社→取次→書店→読者)④通信販売(出版社→読者, 出版社→通販業者→/オンライン書店→読者)⑤オンライン書店(出版社→(取次)→オンライン書店→読者)などに分かれて多様である。このなかで圧倒的シェアを占めるのが取次経路といわれる。なかでも代表的なのが売上総額の72.7%を占める書店ルートである。書店ルートの他に日本はCVS(コンビニエンス)や生協ルートがあり、...