【2012】【明星大学】【特別支援学校教育課程論】 合格レポート2単位目※2015年度も同一課題

閲覧数3,245
ダウンロード数107
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 5ページ
    • 全体公開

    資料紹介

    2012年度の明星大学 教育学部 通信教育課程における、レポート課題の合格レポートです。特に指摘もなく、高評価で1回目で「合格」の評価をいただきました。皆様のお役に立てれば幸いです。

    【課題】
    1.各教科等をあわせた指導(旧・領域教科をあわせた指導)の種類と知的障害教育における授業作
    りの特徴について述べよ。 2.個別の指導計画と個別の教育支援計画の定義と両者の関係について論ぜよ。

    ※ 2012年度のレポート課題と、2013、2014年度のレポート課題は、本科目に関しては、まったく同じ課題です。2013年度、2014年度のレポート課題に取り組んでいる方も安心してダウンロードください。

    ● 【過去問】と【合格レポート】 まとめブログ : http://ameblo.jp/meiseitarou/

    資料の原本内容

    1、
     まず、各教科等をあわせた指導の種類について述べていきたいと思う。
    一つ目は、日常生活の指導である。日常生活の指導は、児童生徒の日常生活が充実し、高まるように日常生活の諸活動を適切に指導するものである。日常生活の指導は、生活科の内容だけではなく、広範囲に、各教科等の内容が扱われるのである。
    二つ目は、遊びの指導である。遊びの指導は、遊びを学習活動の中心に据えて取り組み、身体活動を活発にし、仲間とのかかわりを促し、意欲的な活動をはぐくみ、心身の発達を促していくものである。遊びの指導では、生活科の内容をはじめ、各教科等にかかわる広範囲の内容が扱われ、場や遊具等が限定されることなく、児童が比較的自由に取り組むものから、期間や時間設定、題材や集団構成などに一定の条件を設定し活動するといった比較的制約性が高い遊びまで連続的に設定されるのである。また、遊びの指導の成果が各教科別の指導等につながることもある。
    三つ目は、生活単元学習である。生活単元学習は、児童生徒が生活上の目標を達成したり、課題を解決したりするために、一連の活動を組織的に経験することによって、自立的な生活に必要な事柄を実際的・総合的に学習するものである。生活単元学習では、広範囲に各教科等の内容が扱われ、指導では、児童生徒の学習活動は、生活的な目標や課題に沿って組織されることが大切である。また、小学部において、児童の知的障害の状態等に応じ、遊びを取り入れた生活単元学習を展開している学校もある。
    四つ目は、作業学習である。作業学習は、作業活動を学習活動の中心にしながら、児童生徒の働く意欲を培い、将来の職業生活や社会自立に必要な事柄を総合的に学習するものである。作業学習の指導は、単に職業・家庭科の内容だけではなく、各教科等の広範囲の内容が扱われるのである。
     次に、知的障害教育における授業作りの特徴について述べていきたいと思う。
    一つ目は、児童生徒の実態等に即した指導内容を選択・組織することである。
    二つ目は、児童生徒が、自ら見通しをもって行動できるよう、日課や学習環境などを分かりやすくし、規則的でまとまりのある学校生活が送れるようにすることである。
    三つ目は、望ましい社会参加を目指し、日常生活や社会生活に必要な技能や習慣が身に付くよう指導することである。
    四つ目は、職業教育を重視し、将来の職業生活に必要な基礎的な知識や技能及び態度が育つよう指導することである。
    五つ目は、生活に結び付いた具体的な活動を学習活動の中心に据え、実際的な状況下で指導することである。
    六つ目は、生活の課題に沿った多様な生活経験を通して、日々の生活の質が高まるよう指導することである。
    七つ目は、児童生徒の興味・関心や得意な面を考慮し、教材・教具等を工夫するとともに、目的が達成しやすいように、段階的な指導を行うなどして、児童生徒の学習活動への意欲が育つよう指導することである。
    八つ目は、できる限り児童生徒の成功経験を豊富にするとともに、自発的・自主的な活動を大切にし、主体的活動を促すよう指導することである。
    九つ目は、児童生徒一人一人が集団において役割が得られるよう工夫し、その活動を遂行できるよう指導することである。
    最後は、児童生徒一人一人の発達の不均衡な面や情緒の不安定さなどの課題に応じて指導を徹底することである。
    2、
    まずは、個別の指導計画の定義について述べたいと思う。
    個別の指導計画は、各教職員の共通の理解の下に、一人一人の応じた指導を一層進めるためのものであり、児童生徒の実態や各教科等の特質等を踏まえて、様式や内容等を工夫して作成することが大切である。
    また、児童生徒の実態を把握した上で作成されたものであるが、児童生徒にとって適切な計画であるかどうかは、実際の指導を通して明らかになるものである。
    次は、個別の教育支援計画の定義について述べたいと思う。
    個別の教育支援計画は、教育、医療、福祉、労働等が連携協力を図り、障害のある子どもの生涯にわたる継続的な支援体制を整え、それぞれの年代における子どもの望ましい成長を促すためのものであり、幼児児童生徒に対して、教育機関が中心となって作成するものである。
    最後に、両者の関係について述べていきたいと思う。
    個別の教育支援計画は一人一人のニーズを正確に把握し、関係機関等と連携しながら、長期的な視点で乳幼児期から学校卒業までを通じて、一貫した支援を行う計画であるのに対し個別の指導計画は、学校の教育課程や指導計画に基づき、一人一人に適切に指導できるようにするための計画である。
    個別の教育支援計画のスパンは、三年から四年を見通しており、策定の時期は、一月から三月の後期に行われる。策定にかかわるスタッフは、コーディネーター、保護者、教員、関係機関の方で、記述内容のレベルは、主に、心身機能レベルや参加レベルである。個別の指導計画のスパンは、一年毎に立案しており、策定の時期は、四月から五月の前期に行われる。策定にかかわるスタッフは、学級担任、保護者、授業担当者で、記述内容のレベルは、主として活動レベルである。
    -------------------------------------------------------
    ● あとがき
     本資料をダウンロードいただきありがとうございます。資料は参考になりましたでしょうか?
     本資料は、私自身が明星大学通信課程に2012年4月に入学してから作成したレポートの一つです。
     本資料をダウンロードいただいたという事は、貴殿は普段の生活を、充実しながらも多忙に過ごしているかと思います。レポートにおいても、「効率よく仕上げたい」という気持ちがあるのではないでしょうか?
     私自身も同じ気持ちです。多忙な生活の中、指定されたテキストはとても範囲が広く、また深い記述もあるため、1冊読んでレポートを仕上げるとなると、勉強時間がとてもかかってしまいます。私にはそんな時間がなかったのです。
     インターネットや大学の図書館で、文献を散々探しましたが、地域上、手ごろな図書館がなかったり、調べる時間すら惜しい方も多くいるかと思います。
     そんな方に少しでも手助けができればと思い、2013年2月から、それまで誰にも見せてこなかったレポートを公開する事にいたしました。
     この資料を活用して、ダウンロードした皆様が、無事単位を取れるように願うばかりです。
    ● 「過去問と回答例」もアップしています。(特別支援科目は追ってアップ予定) 2013.10.10
     本レポートを参考にしていただけるのは幸いな事なのですが、そこから自分のオリジナルの文章を作成したり、レポートに書かれていない部分も含めて知識を深めたい方は、別に公開している「2012年度の全会場の科目終了試験の問題と回答集」をアップロードしていますので、その回答例を参考にすると良いかと思います。
     また、本レポートを購入したという事は、貴殿は「スクーリングを受ける(受けた)」か「科目終了試験をパスする」かどちらかかと思います。今後、科目終了試験を控えている方は、受けた方ならお分かりでしょうが、レポートの内容が出るとは限りません。むしろ、確率的にはレポート課題と異なる問題に出会う確率の方が高いかと思われます。(科目にもよりますが)
     科目終了試験の勉強に自信がない方、試験勉強を効率的に行いたい方は、2012年度の全会場の問題を集め、その回答例も載せている資料が「科目終了試験の問題と回答集」ですので、ぜひ活用してみてください。
     このあとがきを書いているのは2013年4月ですが、2013年4月の科目終了試験のうち、7~8割は2012年度の問題がそのまま出題されています。そういった科目は、スクーリングを使ってお金と時間をかけるより、科目終了試験で単位を取得した方が、効率よく単位が取得できるかと思います。
    ※ 2013年10月10日現在、公開しているのは
    1.小学校コースの科目
    2.全コース共通科目
    (教職入門、教育原理、教育心理学、教育の制度と経営、健康スポーツ科学論、法学2、教育法規1.2、情報教育1・2)
    3.中高コース共通科目
    (特別活動の指導法、道徳教育の指導法、生徒進路指導論、中等教育方法学、中等教育相談の基礎と方法)
    です。特別支援教育の科目は(2013年10月~2013年12月)の間に追って全科目アップ予定ですので、都度ご確認いただければ幸いです。
    ■ 【小学校コース】【共通科目】の科目の過去問・レポート
    http://www.happycampus.co.jp/docs/947666075574@hc13/sets/
    ■ 【特別支援コース】の科目の過去問・レポート
    http://www.happycampus.co.jp/docs/945317737954@hc13/sets/
    ● 現在の公開状況 2013.10.10
     2013年10月現在、48科目の過去問をアップロードしています。過去問自体はすべて管理できているのですが、「回答例」に関しては私自身の独りよがりの回答例になっては皆様の合格に影響が出ると思われるため、「科目終了試験を<優>もしくは<良>で合格した受験者」とも相談しながら、私が編集・校正を行っております。そのため、まとめて公開できず、徐々に公開している次第です。
     必要な科目がまだ下記の「公開準備中」という科目内に入っているようであれば、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。予定では、2013年10月~12月の間ですべて公開する予定です。また、<公開準備中>に記載されていない科目に関しても、情報...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。