平成23年予備・行政法参考答案

閲覧数1,367
ダウンロード数0
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    予備試験の参考答案。やや実務家チックな文体ですが,多くの受験生が落としがちな要素を意識しつつ,淡々と述べる文章で書いたものです。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    平成23年司法試験 予備試験 論文式試験

    行政法の参考答案

    設問1について
    (1)「処分」性の定義
    抗告訴訟の対象となる処分とは,公権力の主体の行為のうち,その行為によって,直接国民の権利義務を形成し又はその範囲を確定することが法律上認められているものをいう。
    (2)「同意」
    (本件条例3条)の法的性質
    本件条例3条では,モーテル類似旅館の経営目的をもってする新築は,あらかじめ町長の「同意」を得なければならないと定められているが,これは,「同意」がなければ新築行為を行ってはならないことを規範として意味しているといえる。
    そして,本件条例の定めによれば,「同意」を得ないモーテル類似旅館の新築等に対しては,町長は,①中止の勧告,②中止の命令,③中止命令に従わない場合にその旨の公表を行うことができる(同7条1号,8条1項)。このうち,公表については弁明の機会を付与することが定められている(同条2項)ところ,弁明の機会の付与は一般的には不利益処分に先立つ手続とされていることから(行政手続法13条1項2号参照),この公表は不利益処分としての性格を有すると考えられる。またこの公表は,中止勧告違...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。